あれほど「自由を愛する」と言ったキミが
あたしの自由にする様を拒んだ。
きっと見透かされるとでも感じたのだろう。
キミの薄っぺらさや偽善や自信の無さ。
タネを暴かれたマジシャンに振り向く人はいないー
それをキミは誰よりよく知っていて
誰より怖れているんだ。
拒んだって無駄さ。
外部にご披露する為と言ったキミのマジックは
ちゃっかりあたしに向けても披露され続けている。
それなら十の昔、もう暴かれているのさ。
キミが魅せてくれたものはいつだってペテンだったよ。
技を見抜かれたマジシャンから魅せられるものは、
残念ながら、もう、ない。
誰よりも雁字搦めなキミ。
自由になるはずだったキミよ、さようなら。
いま、あたしの断捨離の壷の中へー
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