あれはうら若き高校生の頃。
仲間たちとSOUが初めて作った「蒼い糸」という曲がある。
ーいま きみが見ているもの全ては
ーわたしが見ているもの全て
これがサビ頭の歌詞だった。
当時この歌詞をみた仲間たちから
どんだけ上から目線やねん!って笑われたもんだ。
SOUはサッパリ何のことやら意味が解らなかったのだが…
いまともなれば皆が言いたかったこともよーく解る。
実に威圧的な感じを受けるもんな。
しかし、その時のSOUにとっちゃ全く違うことを意図しての歌詞だった。
そもそも「蒼い糸」とは、俗に言う「赤い糸」からヒントを得たもので
赤い糸が運命の人を指すのならば…
蒼い糸は運命の友を指すっていうことにしたのだ。
で、その運命の仲間たちに捧げる曲として書いたのがその「蒼い糸」だった。
ーわたしが生きている中で体感してきた全ての事象は
ーいつだってきみと一緒に体感してきたものなんだよ
ホントはこういう想いを込めて書いた歌詞だったのだ。
しかし…我ながら全くもって回りくどく、メンドクサイ表現をしたもんだ。
あれじゃあその想いは伝わらん。
感じさせることといえばきっと誤解ばかりだ。
ああ、そうか。あの頃のSOUそものもなんだな。
創るってそういうことだ。
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