気がつけば
なにもかもがいやになっていた
期待することも
夢をみることも
待つことも
動くことも
誰と話すことも
目をみることも
触れることも
感じることも
化粧することも
着替えることも
立つことも
電車に乗ることも
笑うことも
食べることも
起きることも
息をすることも
すべていやになっていた
もうずっと眠っていたい
体力はなくなっていた
力はなくなっていた
なんにもない
なーんにもない
なんでもない
何者でもない
ならばなぜ考えてしまう脳を授けた？
なぜ、なんでもないただの箱に
感情を根付かせた？
なぜ
なぜなのさ
もう力が湧かないんだよ
どこからも
なにをするにも
力がでないよジャムおじさん
新しい顔をおくれよ
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