☆ ＳＯＵ ＢＬＯＧ ☆

親知らず、抜きました。

案外アッサリ終わりましたし
痛みも案外アッサリですなう。

３日間は誰とも会わなかった
会わなかったし喋らなかった

何も考えなかった
何も思い出さなかった

なんという贅沢なときでしょうか

そしてただ
ー人生とはときにドラマより遥かにドラマティックだー
どこかで聞いたこのワードだけ
わたしの中を廻りめぐっていたのです
ぐるーりぐるーりぐるり…

なるほど
どうやらまだわたしは何かを期待しているようですね

もうこんなにも透きとおってしまっているのに
まだここにいる証を、ストーリーの輝かしい続きを欲しているのですよ

例えば、
自分があるシチュエーションにいるときには必ず思い出すんだ。
やろうと思ってたことをハッと思い出す。
そして「前から思ってたし、今なら出来そうだからやらなきゃ」ってやり始めちゃって、
やりながらまたハッと別のやろうと思ってことを思い出す。
「そうだな、まずはそっちのことを先にやっちゃおう」って思ってやり始めたら、
いつのまにか時間が経っていてー
「あれ？最初にやってたことは何だったっけか…」
だなんて思うのです。
そしてそうこうしてたらまた別のこと思い出しちゃって、
思い立つままにそっちをやり始めちゃったらまた時間が経っていてー
そしたらもう、わたしはそもそも一体何やろうとして動き始めたんだか…
わけわかんなくなってんです。

わたしの脳の回路が繋がっていてくれるのはほんの瞬間で、
そのタイミングを逃したらすぐマッサラに記憶が消えちゃう。
で、またいつか同じシチュエーションに戻ってきたときハッとして、
「だったわ、まだあれやってなかった」
って思い出すのです。
でももしそのときそれが出来ない状況だったりしたら
「帰ってきたら絶対やらなきゃね」
だなんて思いながらその場を離れたが最後。
瞬間プッツリ回路は切れてー
また同じ状況でハッてするときまで一切消えちゃってんです。

なんでしょねこれ。
みんなこんなんあるものなのでしょか。
それともただあたしがアウトなだけ…

ここ何週間かのことです。

いくら眠っても休んでも身体の芯からグッタ〜リお疲れ続きでした。
そしたら後を追うかのように
気持ちまでもグッダ〜っとしゅんしゅん萎んできてしまいました。
このままもう二度と目覚めないのかもしれんわたし…と、
幾夜胸の上で両手を合わせながら眠りについていたことでしょう。
しかし、結局は責任感からか、やはりぎゅいんとこのおめめは開き、
葛藤の末、しがなく自分の身体とこころに嘘をつきつき
無理矢理にやっつけて日々過ごしていたのでした。

が！本日ここにきて全快のようです。
本日綺麗にお空がまッ晴れたのと同じように
なぜだかこころもストンと落ち着くところにハマりました。
それの先なのか後なのかもよう解りませんが
身体のほうも力の有りどころをしかと感じます。
これはお久しぶりの感覚です。

よかった！
力が漲ってきた！
よぅし寝るぞ！

早くお家帰りたいよー
まだ家には着かんのかねー

って思いながら、
わたしという精神を搭載したわたしという身体に乗って、
そいつに全てを委ねわたしは歩いています

まさかこの身体が果ててしまうかもなんていう心配などはどこにもなく
身体が安全に動いていることに慢心さえしながら、
ただわたしはわたしという身体に乗って
お家に着くのをまだかまだかと待っています

そして悠長に思っているのです

早くお家に帰りたーい
まだ着かんのだろうかー
ってなふうに思っているのです

まるで他人事のように思っているのです

そりゃ鳥だってさ、
雨が降ってる空なんて
出来れば翔びたくないもんだろうさ

だけど雨が降っていようがなんだろうが
どうしたって翔ばなきゃならないときがある

前が見えにくかろうが
ずぶ濡れになろうが

翔ばなきゃならんときがあるのよ

ほら、今またビルの角っこから一羽の鳥が翔んでったさ
打ちつけるラインの大空に

寝る前に自分のことを褒めてやろうじゃないか、と思う。

おまえはよくやった。
ここまでひとりでよう戦ってきた。
言葉で軽々しく罵って
実際はなにをも受け止める気の無い人達に対して
おまえはよく真摯に向き合って、よく考え、
自分をも変化させ、歩み寄る努力をしてきた。

よくやった。
並大抵の努力じゃできんことだ。
おまえは本当によくやってきたんだよ。

だからもう泣くのは止めて
ゆっくり眠ればいいんだ。
そうだ、ゆっくり安らかにおやすみ。

おまえは、本当に偉かったよ。

あれほど「自由を愛する」と言ったキミが
あたしの自由にする様を拒んだ。

きっと見透かされるとでも感じたのだろう。
キミの薄っぺらさや偽善や自信の無さ。
タネを暴かれたマジシャンに振り向く人はいないー
それをキミは誰よりよく知っていて
誰より怖れているんだ。

拒んだって無駄さ。
外部にご披露する為と言ったキミのマジックは
ちゃっかりあたしに向けても披露され続けている。
それなら十の昔、もう暴かれているのさ。
キミが魅せてくれたものはいつだってペテンだったよ。

技を見抜かれたマジシャンから魅せられるものは、
残念ながら、もう、ない。

誰よりも雁字搦めなキミ。
自由になるはずだったキミよ、さようなら。
いま、あたしの断捨離の壷の中へー

当たり前のことを改めて洗い直して
コマをひとつひとつ密やかに積んでいたら
今日が、今が、目下此所にあって
わたしはなんとも自然に息をしていたんだ

季節は待たない
今日の空はもう透明に真っ青で
明日にも次の時期を連れてきてしまいそうに暑い

今日、キミは何をしていますか？
キミは、今を感じますか？

こんなにも満ちたりた
こんなにもありふれた
生きている限りは自分だけの、
自分しか過ごせない自分の為だけの時間

それは死ぬまで誰にも平等に
誰の前でも止まることはない

ねぇキミは今日、今を生きていますか？

古くなった自分には
どんどんさよならしなきゃ
ポイポイ捨ててかなきゃ
ますます忘れてかなきゃ

じゃなきゃ何も得られない
何の創造も出来ないわ

そうよ、今のままでいいはずがない

わたしはただ
並べられた美味しそうなご馳走を
目についた順に頂きます！

ってだけなのです。

乳酸菌は食後に摂ってぇ〜

死んじゃう！
菌が死んじゃう！！

見せなくなったわたしに、気付いていますか？

キミの厭がったわたしのひとつ。
それを見なくなった今、キミはやりやすいですか？
わたしという人間のひとつの自然に布を覆って、
付き合いやすくなったと喜びますか？

「本当の幸せなんて
　まだ多分知らない
　多分孤独だって、知らない

　ここから眺める空はとても遠くて
　死んでもいいかなぁ…なんて思ったりもして
　ゆれるゆれる　あなたの髪
　憂う　麗らかな午後」


わたしが持ちあわせなかった表して魅せる力ー
そんなことを憶わせる、そんな音楽を聞いていた。

タイミングを逸した現在。
わたしに出来ることは、もう、ない。

ならば仕様がないじゃない！
風向きが変わればその時。
もし変わらなくとも、それもその時なのさ。

俗世からのオーダーがいま、
わたしのどのカテゴリーにおいてもかからないのならば
そうさ、お呼びがかかるその日まで―
グッスリ眠ると致します。
おやすみグッナイ